設立7年目を迎えました

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 2013年4月1日に設立した弊社ですが、まさか7年目を迎えるとは思ってもみませんでした。
 そもそも取引上の便宜のために法人化したのがきっかけだったという、非常にぬるい温度感で法人化したこともあって、5年目にあたる2年前、税理士さん(めちゃくちゃ色白美人の素敵な方で、お会いするだけで癒されます。うらやましいだろう)に「5年続いたのは凄いことなので、次は10年を目指しましょう」と仰られたとき、まったくピンとこなかったくらいでした。こうして記事を書いていますが、特に感慨めいたものもありません
 ただひたすら、消費税と明日の行く末に怯え続けて走ってきたように思います(笑)。

 弊社もわたしも、いつまでも素人臭いな、と思います。

 とはいえ、7年目を迎えてしまいました。大切な仲間たちも傍にいます。会社として存続していくためには、利益を出して社内資産を積んでいくことはマストです。でも、弊社が会社として存続していくにあたり、きっと叶えたいことと、絶対にやりたくないことの両方があって、それを忘れたら、弊社なんかいつ消えても良いと思っています。


絶対にやりたくないこと

 現状、受託業務100%の会社にもかかわらず、生意気ざかりが止まらない7年目なのですが。

 そもそも高機能性発達障害のせいなのか何なのかわかりませんが、基本的に空気も読めないし理詰めでしか納得できないという、経営者として最低の素質持ちなわたしが社長なんかをやっている会社です。
 だから、自分が納得できないような、あらゆる理不尽を社風に持ち込むことだけはしたくないです。どの業界でも似たり寄ったりの理不尽はあると思うのですが、まず自分がその社風で死ぬ。だから、持ち込みたくない。

 同じ文脈で、社会的に偉いかどうかだけで人を尊敬したり見下したりする意味がわからないという、社会的生物として致命的な欠陥を持っているので、そうしたヒエラルキー的なものを社風に持ち込みたくない。残念系な体質持ちなので、そんなものを入れたら、まず自分が社内最下層になる(笑)。

 もちろん、業務上の指揮系統上の上下関係は、集団作業である以上はきちんと機能しなければお話になりませんし、理に適っている限り、指示には従ってもらわなければ業務になりません。でもそれは業務上のお話として、人間の価値とは切り分けるべきことだと思ってます。あ、実力と経験を伴った先輩筋や同僚への敬意は、ものを作る人間として最低限持って然るべき条件だとは思います。

 そのあたりの価値観が違う方は、きっと弊社との相性は良くないのだろうと、残念ながら割り切ることにしています。6年かけて、割り切り方を身につけてきた感じです。


 「ゲームプランニング・シナリオ制作」という業務上、昼も夜も定時も無い世界であることは、ある程度仕方が無いと思っています。
 でも、それが年間の基本になってしまい、自分の人生を全て後回しにするような業務形態は、徐々にでもどうにかしていきたい。本当に大切な時に全力全開で頑張れるためにも、仲間には、普段はせめて土日祝日はきちんと休んでほしい(笑)。そして、人生を生きてほしいし、できることなら、仲間として一緒に夢を叶えたい。

 甘い考えだと思いますが、心からそう願っています。


 別に、綺麗事を言っているわけではありません。弊社が自分にとって快適な環境であるよう、改めて願いを述べているだけです。ここで書いた「やりたくないこと」も、現代の経営者としては失格な要素だらけです。
ちょこっと自虐ネタで、「高機能性発達障害」であること書きましたが、これを明言することは、社会的にはおそらくマイナスです。でも、別に隠しません。理由は、それをハンディだと思うことはあっても、恥ずべきことだとは思っていないからです。

 それを理由に、弊社ごと軽んじる人も陰口を言う人も、おそらくいると思いますが、これを伏せたところで、軽んじるべき別の理由を探すだろうと思います。他者を貶めたい人は、蔑めるための何がしかの要素を探したい。それだけのことだと思います。

 だから、これは弊社というか、社長であるわたしの個性であると言い切るスタイルで行くつもりです。現状受託業務会社として、毛色が変わっていることだけは確かなので(笑)。そして、弊社の在り方を肯定して下さる人もいてくださるので。
(ちなみに「発達障害」と一言で言っても、分類方法は始終変わるし、そもそもスペクトラムで人それぞれ特徴が違うので、一律には語れません。だから関連記事はリンクしていません。)

ともかく、そんなことで踏みにじられたりしないし、まして滅んだりもしません。なにせ、なんだかんだ6年続けてこれたからね!



きっと叶えたいこと

1・居心地の良い事務所を自宅から徒歩5分圏内に作る!
 すみません。体力が無さすぎて、通勤だけで、その日業務に充てるべき体力を使い果してしまうんですよ。特に夏場は5分でも生命の危機を感じます
 もともと毎日通勤が無理なのに何故か社長なので、毎日通勤しなくて良いような、流行りのリモートワーク積極採用でいきたいのですが、社長くらいは毎日に限りなく近く居ないと駄目だろうということで、限りなく近場が必須です(笑)。若干遠い人は諦めてくださいすみません。

【事務所設備の必須条件】

 ・日立の白くまくん(カラッと除湿機能付き)エアコン設置
  「カラッと除湿」とは、「再熱除湿」。日立の特許です。
 これがとにかく凄い。これだけで記事を書きたいくらい凄いです。日立はもっと宣伝しろと言いたいです。

 ・シャワートイレ
 お腹が弱いので、できれば音とか気兼ねなく入れるような配置と室数が望ましいです。

 ・仮眠できるスペース必須
 体力の問題で、適度な間隔で30分前後くらい横にならないと保たないんです。

アフィリエイト記事ではないのが残念ですが(笑)、本当に素晴らしいんですよ。


2・弊社専属整体師がいる社内環境を実現!
 以前からずっとお世話になっている整体師さん(とは正確には違います)というか、治療師さんがいらっしゃるのですが、いろいろご事情があって、最近は週一しか治療院に出勤されていなくてですね。タイミングが合わなくて全然治療が受けられない状態が続いています。
 この業務に就いている人は、多かれ少なかれ、肩だの腰だのを痛めていると思いますし、本当に腕の良い(医療行為扱いの)治療師さんと巡り合うのも運次第だと思います。なのでその方との出会いは僥倖としか言いようがなく、しかもバキ好きというパーフェクトぶりです。ちょうど現在の主要勤務先について嘆いていらっしゃったので、真面目に弊社専属として雇用したい! そして関係者一同の凝りをほぐしたい(ただし痛い)! です!


3・福利厚生関係の完備……
 6年間、本当にいろいろありました。
 安全だったことなどほとんど無く、荒波に揉まれる小さな小船のような有様でした。小船は少しずつ補強されたりしているのですが、あまりに先が見えないという危機感から、福利厚生面はついつい先延ばし状態になっているという。ここは早急にどうにかしたいです。
 あ、自慢ではないですが、外部ライター様への発注価格は、おそらく受託業界ナンバーワンだと思います(現代の経営者として失格項目)。


4・まあ見てろや。
 他にもいろいろ叶えたいことはあるのですが、書いているうちに忘れました。
 弊社関係者は、ものを作りたい人たちの集団です。しかも、癖のある人たちの集まりです。だからきっと、「なんだこれ」と良い意味で言っていただけるような何かを皆様に披露できる日を引き寄せるのが、わたしの最大の叶えたいことです。
 ほんと、まあ見てろや。
 

締めのご挨拶的なもの

 7年目というのは、とても半端な年数だと思います。
 とはいえ、奇しくも平成も終わりの時期。新たな時代を迎える時です。

 ピンスリープという、生意気な受託業者とお付き合い頂いてきた企業様、個人様には、今まで温かく見守って頂いたことに、心からの感謝を。そして、これからも真剣勝負で走っていきたいと思いますので、今後ともお付き合い頂けると幸いです。
 改めまして、何卒よろしくお願い申し上げます。


2019年4月1日
会社ピンスリープ 代表取締役 加藤めぐみ拝

*自虐ギャグ(繰り返し型)がちょっとうるさいというご指摘を頂いたので、本文を少し修正しました。 20190401

この記事を書いた人

pinsleep

株式会社ピンスリープです。対人スキルが非常に低い会社ですが、受託業務においては、必要とされる要件にプラスαの楽しさとクオリティを乗せることを、徹底的にこだわっています。